それは突然だった。
『きいち!落ち着いて聞けよ?七海ちゃんがーーーー』

頭が真っ白になった。
嘘だろ…?

昨日も「また明日」って「大好き」だって言って別れたんだ、
走って向かう中、思い出すのは笑顔の君だけなんだ。



「よしきっ!ルナはっ?」

「あのな、きいち…七海ちゃんはーーーー」


え…?

すると、近付いて来たのはルナの両親でお母さんは切ない顔に涙目だった。


『よしきくんと、きいちくん。娘に会ってあげて?きっと喜ぶわ……っ』