【完】BLACK LOVER~甘くて危険な彼の溺愛~




それでも耐えてきた。



どれだけ嘆いても悲しんでも両親は帰ってこないし、周りに迷惑をかけるだけだと。



「もう...いいです。何をしても両親は帰ってこないのは事実ですから。ありがとうございました」



私から話を終わらせて2人のもとを去る。



これ以上、あの2人と向きあいたくなかっただけ。



どれだけ謝られたって何にも意味はないんだもの。



2人に謝られて私の傷ついた心が癒されるわけでも、傷口がふさがるわけでもない。



被害者家族と加害者家族が向き合っても悲しみの連鎖が永遠に続くだけ。



それなら最初に悲しみの連鎖を断ち切るのがいいと思う。



ずっと永遠にずるずる引きずるよりも。



暗闇にさ迷ってしまう前に。