しかくかんけい!



■■ 愛莉side ■■


  * * *


「ハナ、あれってしょーくんじゃない?」


久しぶりにハナと話したせいか、いつのまにか2時間経っていた。
さすがに3時間目の授業はちゃんと受けよっか、と教室へ戻る途中。
窓から見えたのは、西棟へと続く渡り廊下を歩く、男女二人。


「えっ、どこどこ?」

「ほら向こう。となりの子、誰かしら」

「……あっ!」


彼らを見つけたらしいハナは、何かを思い出したかのような声をあげた。

知ってるの?と尋ねると、もしかしたら……と少し青ざめた顔で、うなずく。


「秋に起こった美術事件の、女の子かも……」

「美術事件?なにそれ」

「ほ、ほら!美術の時間、空き教室で写生課題やってたら、そのっ、え、エッチしてた子……!!」


今度は顔を真っ赤にして、こそこそと耳打ちする彼女。