■■ そらside ■■
* * *
「そらくん」
昼休み、今朝のことがあってかなり不機嫌な俺は、裏庭でひとり じーっと空を睨んでいたら。
突然その優しい声が耳に入って、ハッとして。
反射的に振り返って、思わず立ち上がる。
「ハナ!」
午前中の授業はひとつも出ずに一体どこへ行ってたのか。
何していたのか。
苦しくないのか。
泣いていたのか。
次々に質問がぶわっと浮かび上がって、頭の中がぐちゃぐちゃになって。
言葉にまとまらず、でも一番言いたいことを言おうと口を開いたけれど。
「ちょっとだけ、おとなり、いい?」
彼女の屈託ない笑顔は、それを阻止する。
「っ、うん……、」
どうして、そうやって笑えるのか。
あんなことがあったのに、どうして。
意味が、わからない。
並んで腰を下ろすと、間髪いれずに「あのね」と話し始める彼女。
* * *
「そらくん」
昼休み、今朝のことがあってかなり不機嫌な俺は、裏庭でひとり じーっと空を睨んでいたら。
突然その優しい声が耳に入って、ハッとして。
反射的に振り返って、思わず立ち上がる。
「ハナ!」
午前中の授業はひとつも出ずに一体どこへ行ってたのか。
何していたのか。
苦しくないのか。
泣いていたのか。
次々に質問がぶわっと浮かび上がって、頭の中がぐちゃぐちゃになって。
言葉にまとまらず、でも一番言いたいことを言おうと口を開いたけれど。
「ちょっとだけ、おとなり、いい?」
彼女の屈託ない笑顔は、それを阻止する。
「っ、うん……、」
どうして、そうやって笑えるのか。
あんなことがあったのに、どうして。
意味が、わからない。
並んで腰を下ろすと、間髪いれずに「あのね」と話し始める彼女。



