「私、万桜ちゃんと旬磨先輩が仲良くしているの見るの辛いよ。
私の気持ち、知ってるくせに!!酷いよっ。」

ごめん万桜ちゃん。

でも、どうして万桜ちゃんなのかな??

どうして私じゃないのかな??

ずっとずっと万桜ちゃんより長く先輩を見てきたのに。

私の方が旬磨先輩の事、たくさん知ってるのに。

立ち去る瞬間に見た万桜ちゃんの顔は、今にも泣き出しそうな、そんな顔だった。