明日寝坊するなよ、とヒロ先輩が手を振っている。

振り返り、頭を下げまた走り出す。

亜子ちゃんはそこに立ち止まったまま。

あ、旬磨先輩ここまで一緒に来てもらった方が良かったかな。

そしたら亜子ちゃん、話す事出来たかも。

あ~アタシったら、そこまで気を回さなくて。

あ~失敗しちゃった。