ドアの音がした。

先生はずっと居るっていってたから、あの旬磨って人が行ったのかな??

ベッドに横になりながら、ぼんやりと考える。

あの人…。

本当に潤くんに…声が似てた。

イヤだ、また思い出しちゃう…。

忘れなきゃいけないのに…。

窓から見える空は、青かった。








~♪~♪~♪~

響く着メロの音で、目が覚めた。

…寝ちゃっていたんだ。

上半身を起こし、まだ覚めきらない頭でブレザーのポケットから携帯を探す。

着信あり、メールあり。

開いてみると、どちらも亜子ちゃんから。

やばっ、今は…。

もう11時を過ぎてる!!