「その人とは、その…付き合ってたりするのかな。」 「ううん、アタシが想ってるだけ、なんだ。」 アタシがきちんとヒロ先輩に気持ちを伝えるまで、まだ何ともいえない。 「そっか…、頑張ってね。いや、お互い頑張ろう。」 ホテルまで送るよ、と言ってくれたが『タクシーで帰るから』と伝え、店を出た。