電気を点けない暗い部屋の中で、立ったまま。

そう、アタシの中には、ヒロ先輩がいた。

旬磨先輩じゃ、なかった。

旬磨先輩の腕の中で、気付かされるなんて。

…アタシって、サイテーだ。