「懐かしんでいるとこ悪いが時間だ!!」

田口コーチが叫んだ。

「集合!!」

潤くんも叫ぶ。

そして、

「ここでちょっと待ってて。」

とアタシに言って、田口コーチの隣りに走る。

潤くんはキャプテンとして、これからのスケジュールをみんなに伝えている。

懐かしい光景。

今は、その中にアタシはいない。

「さぁ、集まって!!」

今度は福山コーチの声がした。

寂しくなんかない。

アタシは聖茄のマネージャー。