“3年1組 秋月檜と英語教師、桜庭幸子の情事!!”
まず最初に目に付いたのが、誰かがふざけて書いたと思われる文字だった。
掲示板の貼り紙はあたしと檜が抱き合っている写真で、昨日上河さんに見せられた画像と同一のものに見える。
ーーなんで……?
理解し、次第に膝から力が抜けて行くのを感じた。
写真は列を成して何枚も貼られていた。
「お~ッと! 問題の淫行教師のお出ましか~っ!?」
どこからかそんな声が上がり、途端にワッと歓声が湧き上がる。皆が口々に囃し立てている。
「サッチャン先生~、檜だけじゃなく俺らとも遊んでよー!??」
「お前は無理だよ、顔が良くないから!」
「んな事ねえよ、シモはマグナム級だぜ~??」
「ギャハハ、馬鹿だこいつっ!!」
「やだ、もう〜、サイテー」
「ったく。純情な振りして英語以外にナニ教えてんだよ」
「いや、それも桜庭流英語の一環!? みたいな?」
「あははっ! それウケる!!」
ーーなんで? なんでこの写真が学校にあるの?
次々と交わされる嘲笑、卑猥な文句を耳に、ただただ狼狽えていた。



