キミの世界で一番嫌いな人。





それでもアッキーは、なんで駄目なの?とでも言うかの如く眼差しだ。


なんで駄目って……、え、なんでわからないの?

本当にわからないの?



「ほんっと馬鹿だなお前!!!」


「は?誰に言ってんだよ、殺されたい?」


「生きたい!!!」



ひえええ怒ってる……!!

怖いくらい開眼アッキーだ…けど!!
負けてたまるか。

がんばれ青葉ーーー!!



「アッキーは俺の友達だから…!ちゃんと好きな子と……そーいうの、して欲しい」



だんだん声が小さくなっちゃったけど。

マイクを通してたから、十分聞こえてるはず。



「まじキモいんですけど!なにそれ演説かよ!」


「あんた自分ができないからって僻(ひが)みにしか聞こえないからやめな?」



ギャハキャハ下品に笑い出す女たち。

ああ、笑えばいい。



「…そうだよできないんだよ」


「は?」


「俺はっ!好きでもない人とできなければ好きな人ともできない…!悪いか馬鹿女!!」


「はあ!?あんたちょーウザいんだけど!さっきからサムいんだよ!!ただモテないだけでしょーがっ!!」



気持ちを伝えることすらできないの。
嫌われてるの、金輪際現れるなって。

ありがとうも言えない。


命を与えてくれてありがとうって、本当は一番にそう言いたいのに。

それすらも彼を傷つける。