キミの世界で一番嫌いな人。





ていうか女の子たち、若干引いてない…?

うわぁ…って目で見てない…?

いや違うのに。
いろいろ違うのに……!!!



「じゃあチェリーくんの名前は?」


「ちょっと!変なあだ名つけるなよっ!」


「なぁに必死~!ちょ~ウケるんだけど!」



ウケない、なんにも面白くない。

そんなあなたの見た目のほうがウケる。


金髪にルーズソックス、それにちょっと日焼けして黒いし。

最近は逆に昔の流行りが戻ってきてるって、前もテレビでやってたけど…。

その良さはぜんぜん分からない。



「小鳥遊 青葉2年!よろしく!!」



吐き捨てるように言ってやった。


私だって興味ないよ、こんなの。

でも少しでも先輩が楽しんでくれたらいいなって。

だから参加しただけで。



「…青葉…、女の子みたいな名前」



と、小さくつぶやいた大人しい女の子。

この子だけ唯一分かり合えそうな女の子だ。


とりあえず私はタッチパネルを無意味に操作してる今なんだけど…。



「……皆さん、歌わないの?」



どういうわけか女の子たちはブレザーを脱いで、リボンを緩め始めてる。

そのままひとりはアッキーの膝の上に股がるように乗って。


え、…なに……してるの…?



「えっ!?ちょっ…!!」



目の前で繰り広げられる、濃厚なキス。

当たり前のように腰に手を回して、余裕そうに受け入れるアッキー。



「ちょっとアッキー!!なにしてんの!?ここカラオケだろ…!」


「…だからだろ。お前はそんなんだから卒業できないんだよ。黙って見てな」