. . . 「…うー、お腹いっぱい」 「残ってるよ紘菜」 「半チャーハンにしとけばよかった…」 「餃子もね。食べてから頼めばよかったね。ホントバカ」 「エナちゃん…優しくしてよぉ…」 ラーメン屋さんに親友のエナちゃんを呼び出したのは21時を過ぎた頃。 「振られた」って電話をしたら、エナちゃんは「意味わかんない」って怒っていた。 「ラーメン食べたいから今からきて」っていったら、「意味わかんない」って言われた。 だけど結局来てくれるのが私の自慢の親友だったりもするわけで。