ずるいよ先輩、甘すぎます




.
.



「あーーーお腹いっぱい」

「…あの、ごちそう様です」

「ん。おいしかったねー」





学校の最寄り駅のすぐそばにあるお洒落なカフェを出た私たち。



冷静に、パフェとパンケーキを5人前っていうのは現実的ではないことも分かっていたので、私と先輩はそれぞれ1つずつと飲み物を頼んだ。



パンケーキとパフェを半分ずつ共有して、「おいしいですね」って言い合って、他愛のない会話をして。


笑い話に変えるように、今はもう過去となった恋愛の話をした。