昨日 ラーメン屋でばったり遭遇した三琴先輩。


失恋したばっかりで、私と同じ当て馬属性。
好きな人が、自分じゃない誰かのものになった可哀想な人。



感情移入し過ぎて泣いてしまった私の頭を撫でて、『幸せになりたいよなぁ』って、悲しそうに言っていた。



両想いは当たり前じゃない。

ふたつ分の片想いが奇跡的に交わって、運命になる。




顔が良くたって、好きな人に振られるんじゃ意味が無いんだ。好きな人に褒められないなら、どんなに綺麗な顔も要らない。


欲しいのは、好きな人からの『好き』だけだ。



三琴先輩と私は少し似ている。



食べ切れなくて困っていた餃子を食べてくれた。

……三琴先輩、食べすぎでお腹壊してないといいけどな。