え、と声が洩れる。 どうやらそれは数日前のことらしい。 決して私に会いに来たとかではなく、ただ買い物をしに来ただけだったという。 春先輩とはこのコンビニで感情をぶつけた日から会えていないので、何となく気まずいままだし春先輩が来たという日にシフトに入っていなくて良かった、と胸を撫で下ろす。 「なんか彼氏と居た」 「彼氏って、…え、三琴先輩?」 「いやそれは大槻さんの彼氏でしょ。違う、あの美人先輩の彼氏」 「あ、あぁ…」