ずるいよ先輩、甘すぎます







───というのが4日前の出来事。



目の前に座ってうどんを食べる三琴先輩は実に4日ぶりで、彼の制服姿は1か月以上見ていなかったもの。



夏服からのぞく腕の血管にドキリとする。
首筋にある2つのほくろにきゅんとする。



付き合う前は目にも留めていなかった部分が浮き出てみえて、そのたびにひとりで悶えてしまう。




もしかしなくても、私は相当三琴先輩のことが好きみたいだ。