ずるいよ先輩、甘すぎます








「ちょ、寛ちゃん。別にそういうつもりは」

「三琴になくても初々しいカップル感が漂ってるんだよ。シアワセそーでなによりだけど」

「もー…なんでも言葉にするのやめろよなぁ」



エナちゃんと寛太先輩の協力により、晴れて三琴先輩と付き合うことになったあの日から2週間がたった。



まさかこんなに突然、三琴先輩と私の関係性が“失恋仲間の先輩と後輩”から“両想いの恋人同士”になるとは想像していなかった。



そのため、私は自分出した鬼シフトに追われ、先輩は受験勉強に励んでいたこともあり、夏休み中は告白された日を含めて2回しか会うことができなかった。



最後に会ったのは4日前。


私のバイトが夕方からの日で、お昼手前にかかってきた三琴先輩からの電話で私は目を覚ましたのだ。