きみがため

お盆が明けて、一週間が過ぎた。
 
夏休みもいよいよ終わるというその日、私は光に付き添って、いつもの病院に来ていた。

今日は、光の定期健診だ。

診察室で検査をし、お医者さんの話を聞く。

光の容態は落ち着いてるけど油断はならないと、お医者さんは言っていた。

そのためには、日頃から発作が起こらないよう、万全を期すことが大事だと。

診察が終わってから、会計のある一階に向かうために廊下を歩んでいると、四十代くらいの看護師さんと出くわした。

ショートカットで少しふくよかな、優しそうな女の人。光が入院するたびに、お世話になっている近藤さんだ。