「杏が東堂から解放されて、過ごしていくのを見ていきたいでしょ?」
「…はい」
「杏の成人式に参列したいでしょ?」
「はい…勿論」
「杏のウェディングドレス姿も見たいでしょ?」
「……それは、ムカつきますけど」
素直だな。と泉は笑う
もう…この人も困った人です。
杏様と同じくらい真っ直ぐなんですから
「俺1人で行く。そのために俺に鍵を預けたんでしょ?志木さんは、早くその傷を治すことに専念してください」
こんなにも頼りになる男が、私以外に居たんですね。
本当に…まいりました
「行くといえば、傷口をパンチされそうですね」
「無理矢理ついてくるなら、そうしますよ」
「ただでさえ痛いのに、あなたのパンチはもらいたくないな」
私もどこかで分かっていた
今回の杏様の側に居れない予感は当たってしまった。
何か嫌な未来が見えて、自分じゃ守れない気がして
泉に東堂の鍵を渡したんでしたね
「分かりました。本当に貴方がいてよかった」
そう言うと少し嫌そうな顔をして笑う泉
「…はい」
「杏の成人式に参列したいでしょ?」
「はい…勿論」
「杏のウェディングドレス姿も見たいでしょ?」
「……それは、ムカつきますけど」
素直だな。と泉は笑う
もう…この人も困った人です。
杏様と同じくらい真っ直ぐなんですから
「俺1人で行く。そのために俺に鍵を預けたんでしょ?志木さんは、早くその傷を治すことに専念してください」
こんなにも頼りになる男が、私以外に居たんですね。
本当に…まいりました
「行くといえば、傷口をパンチされそうですね」
「無理矢理ついてくるなら、そうしますよ」
「ただでさえ痛いのに、あなたのパンチはもらいたくないな」
私もどこかで分かっていた
今回の杏様の側に居れない予感は当たってしまった。
何か嫌な未来が見えて、自分じゃ守れない気がして
泉に東堂の鍵を渡したんでしたね
「分かりました。本当に貴方がいてよかった」
そう言うと少し嫌そうな顔をして笑う泉



