なにを思ってこんな事をしてるのか
理解はできひんと思うし怒りしか込み上げてこないと思う。
でも
そうやって逃げたらいつまでも分からずに、苦しむだけ
傷ついても悲しくなっても、知らなきゃいけなかった。
鈴のことも…諦めたらあかんかった。
『1人でどんどん強くなっていく貴方をみていると、とても複雑な気持ちになりますね』
ずっと黙っていた志木が口を開いた
『いつもの私なら、行くなって言います。気持ちはそう思ってる。でも私は多くを学びました。傷つけたくないと言う気持ちは、私のエゴでしかない。
一度も貴方の意見を聞かずに判断していました。それは謝らせてください』
……志木?
『行ってきなさい。納得できなくても傷ついてもいい。貴方がそうすべきだと思ったのなら、それが正しいです。もし…すごく傷ついて、頑張れなくなったら…その時はその時です。私たちがいます。
待ってます。貴方には沢山の味方がいる事を忘れないで。みんな、杏が大好きだから』
電話越しでもわかる。
志木はいま、優しい顔で笑ってる
「アホ。泣かすな」
志木がそんなこと言ってくれるなんて思ってなかった。
理解はできひんと思うし怒りしか込み上げてこないと思う。
でも
そうやって逃げたらいつまでも分からずに、苦しむだけ
傷ついても悲しくなっても、知らなきゃいけなかった。
鈴のことも…諦めたらあかんかった。
『1人でどんどん強くなっていく貴方をみていると、とても複雑な気持ちになりますね』
ずっと黙っていた志木が口を開いた
『いつもの私なら、行くなって言います。気持ちはそう思ってる。でも私は多くを学びました。傷つけたくないと言う気持ちは、私のエゴでしかない。
一度も貴方の意見を聞かずに判断していました。それは謝らせてください』
……志木?
『行ってきなさい。納得できなくても傷ついてもいい。貴方がそうすべきだと思ったのなら、それが正しいです。もし…すごく傷ついて、頑張れなくなったら…その時はその時です。私たちがいます。
待ってます。貴方には沢山の味方がいる事を忘れないで。みんな、杏が大好きだから』
電話越しでもわかる。
志木はいま、優しい顔で笑ってる
「アホ。泣かすな」
志木がそんなこと言ってくれるなんて思ってなかった。



