先に裏切った?杏様が?そんなことあるわけ無いのに。
間髪入れずに鈴は話し出す
「ボロボロの私を助けてくれたのはサトルだよ?信じてたお姉ちゃんに裏切られて、そんな可哀想な私を、サトルだけが助けてくれたの!!」
取り乱し地面にしゃがみ込んでしまう鈴
どういうことか考える前に、鈴の体調の方が不安になる。
呼吸がし辛そう。興奮しすぎましたね
そろそろ薬が切れる
複数用意しておいた注射器の空気を抜き、しゃがみ込む鈴にそっと触れて、痩せ細った腕に注射を打った
腕には沢山の注射痕が。
見ていて痛々しかったです
呼吸が落ち着いたのか、鈴は身体を私に預けてきた
「もう死にたい」
「馬鹿なことを言わないでください」
「お姉ちゃんの事好きだったんだよ」
「知っていますよ」
「でもお姉ちゃんが私を裏切ったんだよ?」
「杏様が貴方を裏切るなんてあり得ません」
「んーん。違うよ志木。全部聞いて」
私の胸に飛び込んだまま、鈴はポツリポツリと話し出した
どうしてこんな事になったのか
杏様が裏切ったとは一体なんなのか
この馬鹿でどうしようもない1人の少女に何があったのか
それを聞いて、私が分かる範囲でまとめていた情報と、繋がった
間髪入れずに鈴は話し出す
「ボロボロの私を助けてくれたのはサトルだよ?信じてたお姉ちゃんに裏切られて、そんな可哀想な私を、サトルだけが助けてくれたの!!」
取り乱し地面にしゃがみ込んでしまう鈴
どういうことか考える前に、鈴の体調の方が不安になる。
呼吸がし辛そう。興奮しすぎましたね
そろそろ薬が切れる
複数用意しておいた注射器の空気を抜き、しゃがみ込む鈴にそっと触れて、痩せ細った腕に注射を打った
腕には沢山の注射痕が。
見ていて痛々しかったです
呼吸が落ち着いたのか、鈴は身体を私に預けてきた
「もう死にたい」
「馬鹿なことを言わないでください」
「お姉ちゃんの事好きだったんだよ」
「知っていますよ」
「でもお姉ちゃんが私を裏切ったんだよ?」
「杏様が貴方を裏切るなんてあり得ません」
「んーん。違うよ志木。全部聞いて」
私の胸に飛び込んだまま、鈴はポツリポツリと話し出した
どうしてこんな事になったのか
杏様が裏切ったとは一体なんなのか
この馬鹿でどうしようもない1人の少女に何があったのか
それを聞いて、私が分かる範囲でまとめていた情報と、繋がった



