渡されたそのノートの最後のページをみる。でも最後だったはずのページは最後ではなく、続きにまた色々と書かれている


そしてそれを見て言葉が出てこなかった



「こ、これは…」


そこに書いてある内容
私もずっと1人で調べていたので、この内容をみて、ピンと来る


そこには、私が集めてそして…それ以上のスコーピオンに関する情報がギッシリと纏められていた。



「俺らはお前らが居なくなってから、2ヶ月ほど……何もできひんかった」


昴は私の手からそっとノートを取り、あるページを開く


そこには3人の字で

『悔しい』そう書かれていた



「杏にもう関わるなって言われて、お前も何も話してくれなくて…辛かったんや。関西で一瞬流れたあのニュース…凄い悲しかったんやで。俺らは杏の性格もわかってる。それに、家のことも知ってたから、なんとなく察したわ。

こいつらも、知らんかったみたいやで?教えてや。杏はなんで、妹のフリしてるんねん。俺たちの知ってる杏は……消えてしまうんか?」


今まで話せずにいたこと

もう、話して良いですよね

みんな…杏様を想ってます



遅くなりましたけど。本当のことを知って欲しい。

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