簡単にまとめればそうなるよね。
全然簡単なことじゃなくて、受け入れ難い真実なんだけど…
「なぁ志木くん。ふざけてるなら、怒るよ」
『……私がふざけた事を言うと思いますか?何も言わずに貴方たちから離れた事をお許しください。もしまだ…杏様を助けようと思ってくださるのなら…力を貸してください』
何もできなかった
ただこの4人の会話を聞くことしかできない
「志木、話し聞くし協力もするから、あんた関西こいや。電話で済む話ちゃうのわかってるやろ?」
美奈子さんの圧が…すごい
『それは重々承知しております。今タクシーが来たのでそのまま新幹線に乗りますので…
2時間後くらいにまた会いましょう』
そう言って志木さんは電話を切ってしまった。
え、今目覚めたばかりでしょ?大丈夫なの?動けるの?そんな心配がある
でも
「顔見た瞬間、ぶっ殺す」
美奈子さんはそう言い、にこりと笑ってトイレ!と言い席をたった
シーーーーン
となる
「美奈子ちゃん、泣いてるよ。行った方がええかな?」
「やめとけ。1人で泣きたいからトイレ行ったんやろ」



