愛は惜しみなく与う⑥

すごくシンプル

「他に誰か来てみろ。杏が守らなきゃって思うだろ?明日は喧嘩するつもりじゃないから…2人でいい」


「お前はどうする?杏はお前のことも守ろうとするぞ?」


あたしは…泉を守りたい
怪我もして欲しくないし傷ついて欲しくない。でも、東堂組のみんなとは気持ちが少し違うねん

なんてゆうんやろ

守りたいけど
身体を張って守る感じじゃないねん。
泉は…



「負けないって言ってんだろ」


何回言わせれば気が済むんだよ!泉は少し怒り気味。

そう

でもそうやねん


泉が負けるイメージってほんまにないねん。
安心して背中を預けれるというか…
まだ一緒に喧嘩したのなんて数えれるくらいやねんけどさ

なんかわかるねん



「危ないところに連れて行くって覚悟はあるのか?」

「勿論。でも杏も居なきゃ意味ないから」


そう
あたしがそこに居なけりゃ何も解決しないし、きっと変えれることがあるはずやから



「雄作さん。明日、あたしも行く。でもちゃんと帰ってくるって約束するから…行かせてください」