こんなことになるなんて、飛鳥も思っていなかっただろう。
だけど私はまだ飛鳥の死をああそうですかって受け入れられないから。抗っていたいから。
最後のページに書かれた飛鳥の思いを、一言一句見逃さないように目で辿った。
『誤解を解こうと会いに行ったら、汚いと言われた。
私の言葉なんて全て偽りだと思っているかのように、口も聞いてくれない。
どれだけ体を重ねても、私たちは分かり合えていなかったんだ。
私たちの間には信頼が無かった。
信じてもらえない私なんて、価値がない。』
所々インクが滲んだそのページ。それが飛鳥の涙か、私の涙か。今となってはどちらものか分からない。



