ぐったりと地面に座り込む彼の元へ駆け寄る。
「華月!?何でここに」
突然現れた私に驚いたように來が声を荒らげた。
それに返事もせずに、晟也の前に立つ來と伊織の間を通り抜け、壁に身体を預けて浅く息をする彼の前に膝を付く。
あの整った顔の面影がないほど腫れた額と、所々からの流血。
服の下も同じように酷いことになっているのだろうか。
「一体何があったの?」
後ろに立つ來たちに向けて問う。彼らは険しい顔をしていた。
「分からない。俺らも今聞いてたところだ」
私たちの声に反応するように、腫れて開けづらそうな目を細く開いた。
本当に酷い。相当に恨みを買った相手にやられたとしか思えない。



