すぐ行くと言って電話を切った來は、伊織の後を追って幹部室から出て行った。
「華月は此処に居ろ」
と、私を止める言葉を残して。
あっという間に1人になった私は戸惑った。どうするべき?あの慌てよう、もしかしたら危険なことに巻き込まれているのかもしれない。
邪魔だからなのか、心配してなのか、どちらにせよ彼は私には来てほしくないからああ言ったんだ。
だけど、ここで行かないなんて選択肢ある?
彼らに起こる出来事は、この目で見たい。
全てを壊しに来た私にはその責任がある。なんて、尤もらしい言い訳を盾にして。
私は階段を駆け下りた。
そして近くにいた1人のメンバーの腕を掴む。



