復讐の華


一気に頭がクリアになる。


起きたばかりで覚束ない足を動かし、鏡を取り出して見てもやっぱりネックレスは付けられていない。


通学カバンをひっくり返し、全部のポーチを開けて隈無く探す。


それでも何処にもない。私は焦っていた。飛鳥からの大事なプレゼントなのに。


今はもうどうやったって手に入れられない、大切な思い出…。


昨日の朝、ネックレスを付けて登校したのだからそんな所にある筈ないのに、机の引き出しやクローゼット、使っていない物を入れていたダンボールの中まで必死に探した。


気付けば外は明るくて、朝ごはんが出来たとお母さんが部屋のドアをノックする。


ぐちゃぐちゃになった部屋と、それでも見つからなかったネックレス。