復讐の華


いつも私の隣には飛鳥がいた。


記憶の中の飛鳥は愛らしく私に笑いかけているのに、夢に出てきた彼女は顔がハッキリと見えなかった。


私の先を歩いて、何処かへ行ってしまう。


行かないで、飛鳥。私を置いて行かないで。


夢に見たのは懐かしの私の誕生日。


まだ小学生だった飛鳥が私にプレゼントをくれた。


無けなしのお小遣いで買った、赤いストーンが付いたネックレス。


私はお返しに、飛鳥の誕生日に色違いの黄色いネックレスをあげた。


私たちの絆。何度もチェーンが切れ、その度に付け替えてきた。


赤い色は華月に似合うねって、飛鳥が言ってくれたから。今でも、今こそ肌身離さず付けている。