俺は静流を諦められるのか⁇
もしかして静流は川島といる方が
幸せかもしれないと思う時もある



自分の中で色々な思いが絡み合っていた
このまま俺だけが突っ走って静流を
苦しめるのも避けたかった



いつのまにか
静流に触れる事もしなくなった
静流とは仕事だけの関係になっていた
会話も最低限度だった




そんな時プライベートの電話が鳴った



プライベートの電話はほとんど
かかってくる事はない
だが着信を見ると姉貴からだ



それは急に帰国したと言う事だった
旦那の仕事で来て、2日後にはアメリカに
帰るから今日逢いたいと
だから静流には午後からの仕事は全部
キャンセルをしてもらった



姉貴と姉貴の娘…里奈と逢った


食事をしたり、ショッピングをしたり
姉貴は俺の身体の事、静流の事を聞いてきた
今までの経緯を話をした
いつか誤解が解けたらいいねって
普通に言う姉貴だった


誤解が解けるより…姉貴と姪と歩いて
いる所をまさか静流が見ていたなんて
思いもしなかった
姉貴は海外が長いのもあって俺の腕に
自分の腕を絡ませてきていたのだ
それも誤解の一つだった