俺はある日会社の会議室に川島を呼び出した



『川島…静流を支えてくれてありがとう」



「事情は静流から聞きました
先輩水くさいですよね!
俺には言って欲しかったです
本当はあの時…先輩体調悪いのかな⁇って
思ってたんです」




「たしかお前に大丈夫ですか⁇って
聞かれた気がする
だけど強がって大丈夫と言ったのを覚えてる」




川島は切なそうに




「事情を知っていたら…知っていたら」




と涙を流した




「静流とあんな関係にならなかった…
先輩が静流を捨てたと思ってたから
いや!一層捨ててくれた方がよかったかも
そしたら静流は俺が幸せに出来たのに」



「川島…」



川島は続けた