うつ伏せに倒れている宮本の髪を掴み目を合わせる。
総「ッ」
『…見てみろ。』
目線の先にはたくさんの下っ端が倒れている姿がある。

『やり方が違ってもこいつらはお前のために手段を選ばずについてきた。闘っているときに奴らが言ってたよ。
    「俺たちは間違ってる。だから総長を更生させてほしい」って。
お前が変わらなくてどうする。』

総「今更…どうすることもできねえんだよっ!」
総長は泣きながら叫ぶ。

『甘ったれてんじゃねーよ!!!』
私の声に宮本がビクついたのが分かる。

『どうすることもできない?お前、今まで意地でも辞めようとしたことあんのか?
…トップが変わればチームのみんなも変わる。まずはお前が変われ、宮本』

総「おれが…?誰もついてこねえよ」
男「っ、総長!俺ら、はついて行きますよッ」
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