みんなには言ってなかったから説明するね。
前に話したと思うけど、旭陽は神崎組で私の右腕。
わたしがいないときは本家に居てくれるんだ。
(まあほぼ私は居ないからほとんど住み込みね笑)

蓮に私の過去を話した夜、旭陽から電話が掛かってきたの。
今度、組の集まりがあるとの知らせだった。
だから今日はその詳しい話を聞きに行かなくちゃいけなくて。

ほんとわたしが行く意味あるのかな〜
行かなくても良くない?って言ったけど逆に怒られちゃった笑


数分後。

キキーッ
目の前に車が停まった。

ガチャッ
楠「...お待たせしました。どうぞ」
『相変わらず、運転荒いのね』
そう言いながら中に乗り込む。