次の日。 「38.7か…」 案の定私は雨に当たったせいか熱を出した。 「萌桃、俺学校行ってくるけど大丈夫か? なるべく早く帰るから」 「ん。ありがと。」 蒼を見送るために今玄関にいる。 「…誰か来ても開けちゃダメだぞ」 「ふっ、はいはーい」 過保護すぎる蒼に少し吹き出してしまう。 笑った私に「真面目だから笑うなよ!」と声がかかってくる。 「じゃ、行ってきます」 「行ってらっしゃーい」