ハァハァ
あたしの苦しそうな息遣いだけが、部屋に響く
どれだけ息を吸っても、酸素が身体に行き渡らない。
くるし…
自分ではどうもできず、ただ床を見つめて呼吸を整えるために必死になる。
焦れば焦るほど、息ができない
「……助けてって言えよ」
そんなサトルの声に返事をする余裕なんてない。ただサトルはあたしに何かする訳でもなく、ただただ苦しむあたしを、上から見下ろすように見ていた
しんどい
苦しい
ガンと机を殴った
手の痛みで気が紛れるかと思ったが、呼吸ができないことに変わりはなかった
あかん。意識が朦朧としてきた
目眩がする
あかんって。
もう限界。そう思った時、しゃがみ込むあたしの背中に手が触れた
そして髪の毛を鷲掴みにされて、上を向かされ、サトルと視線が合うように、強引に引っ張られ
「その顔だ。その嫌悪感でいっぱいのお前を、俺のものにしたい」
遠ざかりかけた意識
あたしを見て笑ったサトルが近づいてきた
!!!!
唇に嫌な感触が
息を上手く吸えないあたしの半開きの口に、サトルの口が重なる
何をされたか理解した時
サトルを突き飛ばす
その時、ようやく吸えなかった息が吸えた
あたしの苦しそうな息遣いだけが、部屋に響く
どれだけ息を吸っても、酸素が身体に行き渡らない。
くるし…
自分ではどうもできず、ただ床を見つめて呼吸を整えるために必死になる。
焦れば焦るほど、息ができない
「……助けてって言えよ」
そんなサトルの声に返事をする余裕なんてない。ただサトルはあたしに何かする訳でもなく、ただただ苦しむあたしを、上から見下ろすように見ていた
しんどい
苦しい
ガンと机を殴った
手の痛みで気が紛れるかと思ったが、呼吸ができないことに変わりはなかった
あかん。意識が朦朧としてきた
目眩がする
あかんって。
もう限界。そう思った時、しゃがみ込むあたしの背中に手が触れた
そして髪の毛を鷲掴みにされて、上を向かされ、サトルと視線が合うように、強引に引っ張られ
「その顔だ。その嫌悪感でいっぱいのお前を、俺のものにしたい」
遠ざかりかけた意識
あたしを見て笑ったサトルが近づいてきた
!!!!
唇に嫌な感触が
息を上手く吸えないあたしの半開きの口に、サトルの口が重なる
何をされたか理解した時
サトルを突き飛ばす
その時、ようやく吸えなかった息が吸えた



