緊張するのかしら
そう笑った
…優しいな
こんな風に人の気持ちに寄り添える人なんや
知らんかったな
鈴に向けた優しさじゃなく、あたしに向いた優しさを感じたくなった
母上も用意をしてくると少し部屋を出た。あたしは、ここ数日、一度も触れなかった携帯に手を伸ばした
関西を出ると決めた時に買った携帯
きっと、泉達から山ほど連絡が来てると思う。怒ってると思う。
でもそれさえも、嬉しいと思ってしまう。
あぁ、あたしのこと心配してくれてるんやなって
携帯の電源を入れる
意志が揺らぐから。そう思ったけど…寂しくなった。頑張ろうって思いたいから
これを乗り切れば…またみんなに会えるから
そして電源をつけた携帯には、笑えるほどの着信とLINEが届いていた。
「ふふ。アホや。ありがとう」
それだけで嬉しかった
でも1番心配してた、志木からの連絡はひとつもなかった。
ただ…身に覚えのない電話番号からのショートメールが1件
登録もしてないし、誰かもわからへん。
番号の並びにピンともこん
そのショートメールには
そう笑った
…優しいな
こんな風に人の気持ちに寄り添える人なんや
知らんかったな
鈴に向けた優しさじゃなく、あたしに向いた優しさを感じたくなった
母上も用意をしてくると少し部屋を出た。あたしは、ここ数日、一度も触れなかった携帯に手を伸ばした
関西を出ると決めた時に買った携帯
きっと、泉達から山ほど連絡が来てると思う。怒ってると思う。
でもそれさえも、嬉しいと思ってしまう。
あぁ、あたしのこと心配してくれてるんやなって
携帯の電源を入れる
意志が揺らぐから。そう思ったけど…寂しくなった。頑張ろうって思いたいから
これを乗り切れば…またみんなに会えるから
そして電源をつけた携帯には、笑えるほどの着信とLINEが届いていた。
「ふふ。アホや。ありがとう」
それだけで嬉しかった
でも1番心配してた、志木からの連絡はひとつもなかった。
ただ…身に覚えのない電話番号からのショートメールが1件
登録もしてないし、誰かもわからへん。
番号の並びにピンともこん
そのショートメールには



