杏に似た声
ほとんど本人と区別がつかないくらい
ただ杏と違い、標準語のその話し方は
誰なのか想像ができた
「おい…てめぇ志木さんに何した?」
『……刺した。血だらけ。それが何?貴方に何か関係あるの?』
悪びれずそう答えた電話の向こうの女は、きっと……杏の妹の鈴だ
『あれ?なに?意識朦朧としてるの?これじゃあ……お姉ちゃんを助けにいけないね。ずっと頑張って守ってたのにね。あっけないね。最後におねえちゃんの名前呟くんだ。ふーーん。つまんないの』
志木さん?
返事してくれよ。そう言っても、電話から志木さんの声が聞こえることはなかった
やばいぞ
妹の病院の場所も教えてもらってない。でも、一緒にいるということは、志木さんが妹を病院から連れ出すことには成功しているんだな?
ただ
刺されたって…
『ねぇ、あなた、おねえちゃんの何?』
気持ち悪い
電話から聞こえてくる声は杏にそっくりなのに、妹の声は、絡みついてくるみたいで気分が悪くなる
「杏は…俺の仲間だ」
志木さんは大丈夫なのか?それが心配で妹の電話どころではなかった
ほとんど本人と区別がつかないくらい
ただ杏と違い、標準語のその話し方は
誰なのか想像ができた
「おい…てめぇ志木さんに何した?」
『……刺した。血だらけ。それが何?貴方に何か関係あるの?』
悪びれずそう答えた電話の向こうの女は、きっと……杏の妹の鈴だ
『あれ?なに?意識朦朧としてるの?これじゃあ……お姉ちゃんを助けにいけないね。ずっと頑張って守ってたのにね。あっけないね。最後におねえちゃんの名前呟くんだ。ふーーん。つまんないの』
志木さん?
返事してくれよ。そう言っても、電話から志木さんの声が聞こえることはなかった
やばいぞ
妹の病院の場所も教えてもらってない。でも、一緒にいるということは、志木さんが妹を病院から連れ出すことには成功しているんだな?
ただ
刺されたって…
『ねぇ、あなた、おねえちゃんの何?』
気持ち悪い
電話から聞こえてくる声は杏にそっくりなのに、妹の声は、絡みついてくるみたいで気分が悪くなる
「杏は…俺の仲間だ」
志木さんは大丈夫なのか?それが心配で妹の電話どころではなかった



