強硬手段にでます。
決して自殺なんかさせません。

24時間見張ってそして、


この忌々しい悲しき事件に幕を下ろしたいのです



杏様のそばに居られない

こんな苦しいことはありません。


でも、私にできる唯一のことなのです。


泉達に託します


もうここまで来たんです。
杏様は東堂の未来を守るために自らを犠牲にしていますが、東堂の未来なんて、もうどうでもいい

どうなろうが構わない


そう思えるようになったので




ただ一つ


まだ泉達に言えていないのは


杏様が鈴のフリをして、死んだことになっているという事。
自分の存在を消して生きていこうとしているということ。



それはあまりにも悲しい決断で


私の口から人に言うことなんて出来ない


ましてや、杏様を好いている方達に。杏様を好いてくれているのに、本人が…自分を捨てようとしてるなんて


言えない



ひとまず私は東堂に戻り、出席を確認する。その中に事件に関わった人たちがいるはずなんです。

そしてそれが終われば…



鈴を拉致しにいく


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