「あたし、合間見つけてちゃんと買いに行ったのに!!志木のやつ、仕事押し付けてると思いよる!!なんなんあいつ!あたしの執事解雇や!クビやクビ!!」
ふん!
プンスカプンスカと
本当に音でも聞こえてくるんじゃないかってくらい、怒ってる…というか、拗ねてる
クビだと言い、杏は俺の腹あたりに飛び込んできた。
うん、可愛いけどさ
なんせ痛いわ
「あ、杏様」
「うっさい、黙れ!」
杏様…悲しそうな志木さんは、見てられない
「そんな拗ねるな。何渡そうとしたんだ?」
無理矢理杏を引き剥がして、俺の腹と杏に押しつぶされた紙袋を救出する
紙袋はくしゃくしゃになってしまっているが、中に入っている箱は、しっかりしている
えっと…
「あたしが1番最初やろ?約束したから…ちゃんと覚えてたのに…」
しょんぼりとシワシワの紙袋を持って、再び志木さんに渡す
そして志木さんは、何かハッと気づいた後に、床に片膝をついてしゃがんだ
「杏様、ありがとうございます。気づくのが遅れて申し訳ございません」
ふん!
プンスカプンスカと
本当に音でも聞こえてくるんじゃないかってくらい、怒ってる…というか、拗ねてる
クビだと言い、杏は俺の腹あたりに飛び込んできた。
うん、可愛いけどさ
なんせ痛いわ
「あ、杏様」
「うっさい、黙れ!」
杏様…悲しそうな志木さんは、見てられない
「そんな拗ねるな。何渡そうとしたんだ?」
無理矢理杏を引き剥がして、俺の腹と杏に押しつぶされた紙袋を救出する
紙袋はくしゃくしゃになってしまっているが、中に入っている箱は、しっかりしている
えっと…
「あたしが1番最初やろ?約束したから…ちゃんと覚えてたのに…」
しょんぼりとシワシワの紙袋を持って、再び志木さんに渡す
そして志木さんは、何かハッと気づいた後に、床に片膝をついてしゃがんだ
「杏様、ありがとうございます。気づくのが遅れて申し訳ございません」



