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困らせたいわけじゃない
笑顔でいてくれればそれでいい
なのに困らせてみたいと思う
この感情は何なのかわからない
杏ちゃんは、ほんとうに魔法使いなのかもしれない。
だって、誰にも言えない気持ちを、自然と言わせてくれるから
どうして彼女に聞いて欲しくなるんだろう
どうしてすがってしまうんだろう
この、どうしてという気持ちは、杏ちゃんと話して、分かったんだ。
どうしてこんなに杏ちゃんに甘えたくなるのかが。
「俺さ、母親に捨てられて、父親は若い女に貢いで金搾り取られていなくなって。ずっと1人だったんだよね」
杏ちゃんに話したことはなかった。
特に自分の中でも吹っ切れたことだと思っていたから。
特に気にしていない。
けど、人が聞くと驚くのかもしれない。
「凄い優しい夫婦に引き取られて、不自由なかったんだけどさ。完璧に性格が捻くれちゃって」
すぐに養子として引き取ってくれる夫婦が現れた。すごくいい人たちで温かかった。
だけど、幸せだと思えなかった
「自分の父親を見ていたから、女の子の印象が悪くてさ。あ、今は大好きだよ?だけど、ただの道具としてみてしまった」
困らせたいわけじゃない
笑顔でいてくれればそれでいい
なのに困らせてみたいと思う
この感情は何なのかわからない
杏ちゃんは、ほんとうに魔法使いなのかもしれない。
だって、誰にも言えない気持ちを、自然と言わせてくれるから
どうして彼女に聞いて欲しくなるんだろう
どうしてすがってしまうんだろう
この、どうしてという気持ちは、杏ちゃんと話して、分かったんだ。
どうしてこんなに杏ちゃんに甘えたくなるのかが。
「俺さ、母親に捨てられて、父親は若い女に貢いで金搾り取られていなくなって。ずっと1人だったんだよね」
杏ちゃんに話したことはなかった。
特に自分の中でも吹っ切れたことだと思っていたから。
特に気にしていない。
けど、人が聞くと驚くのかもしれない。
「凄い優しい夫婦に引き取られて、不自由なかったんだけどさ。完璧に性格が捻くれちゃって」
すぐに養子として引き取ってくれる夫婦が現れた。すごくいい人たちで温かかった。
だけど、幸せだと思えなかった
「自分の父親を見ていたから、女の子の印象が悪くてさ。あ、今は大好きだよ?だけど、ただの道具としてみてしまった」



