「この前、朔の課題のプリント取りに行った時さ、教室行ったら、泉のロッカー漁ってた」
「まじで!?アハハ見たかった!え?泉の反応は?テンパってたでしょ」
「げっ!!って聞いたことない声出してたわ」
「だろうね〜泉もあの子だけは、無視できないみたいでね」
「あそこまでグイグイこられると、あしらう事もできひんよな。泉のこと大好きってオーラが凄かった」
目がハートやったもんな
泉に怒られても、喜んでたから、あれはもう、どうも出来ひんよな。
無視しても喜んでたし
「羨ましいよね」
「え?慧もストーカーされたいん?」
羨ましいか?他人事やし笑えるんちゃうんかな?そう思ったけど、それが羨ましいって事じゃなかった
「ちがうよ!それだけ人に愛されるって、すごく羨ましい」
そう語る慧は、消えてしまいそうやった
「慧も、愛されてるやろ?」
「俺はちがうよ。俺のこと好きって言う子は、本当に俺のことが好きなわけじゃない。お互い割り切ってる。だから、杏ちゃんに悪口とか文句言わないんだよ」
笑ってるくせに、悲しそうな顔をする慧
なんでそうなるんかな。
なんでそんなに自信ないんやろな
「あたしらがいるやん」
隣を歩く慧の腕を掴む
「まじで!?アハハ見たかった!え?泉の反応は?テンパってたでしょ」
「げっ!!って聞いたことない声出してたわ」
「だろうね〜泉もあの子だけは、無視できないみたいでね」
「あそこまでグイグイこられると、あしらう事もできひんよな。泉のこと大好きってオーラが凄かった」
目がハートやったもんな
泉に怒られても、喜んでたから、あれはもう、どうも出来ひんよな。
無視しても喜んでたし
「羨ましいよね」
「え?慧もストーカーされたいん?」
羨ましいか?他人事やし笑えるんちゃうんかな?そう思ったけど、それが羨ましいって事じゃなかった
「ちがうよ!それだけ人に愛されるって、すごく羨ましい」
そう語る慧は、消えてしまいそうやった
「慧も、愛されてるやろ?」
「俺はちがうよ。俺のこと好きって言う子は、本当に俺のことが好きなわけじゃない。お互い割り切ってる。だから、杏ちゃんに悪口とか文句言わないんだよ」
笑ってるくせに、悲しそうな顔をする慧
なんでそうなるんかな。
なんでそんなに自信ないんやろな
「あたしらがいるやん」
隣を歩く慧の腕を掴む



