「杏を守るから。絶対悲しませないから」
「どうしたん?プロポーズみたい」
クスッと笑ってしまった。
あたしの頭に乗ったままの泉の手は温かい
「全部終わったら、ちゃんと伝えるから」
ん?
パチリと目を開ければ、優しく笑う泉の顔が、月明かりに照らされていた
全部終わったら?
その言葉に違和感を覚えつつも、再び目を閉じた
全部終わる時
泉はあたしのこと嫌いになったりせんかな
それだけは、悲しいな
「もう、頑張らなくていいから」
最後にそう聞こえた
あたしアホやからさ、どこでも寝ちゃうねん。特に泉と一緒にいると落ち着くのか、よう寝てしまう
病気やと思われへんかな
こんなすぐ寝てたら
でも寝心地がいいと言うかさ?何というか。
気が緩む
「寝ると思った」
そう笑った泉の声はあたしには届いてない
髪を撫でる感覚だけ、感じていた
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「どうしたん?プロポーズみたい」
クスッと笑ってしまった。
あたしの頭に乗ったままの泉の手は温かい
「全部終わったら、ちゃんと伝えるから」
ん?
パチリと目を開ければ、優しく笑う泉の顔が、月明かりに照らされていた
全部終わったら?
その言葉に違和感を覚えつつも、再び目を閉じた
全部終わる時
泉はあたしのこと嫌いになったりせんかな
それだけは、悲しいな
「もう、頑張らなくていいから」
最後にそう聞こえた
あたしアホやからさ、どこでも寝ちゃうねん。特に泉と一緒にいると落ち着くのか、よう寝てしまう
病気やと思われへんかな
こんなすぐ寝てたら
でも寝心地がいいと言うかさ?何というか。
気が緩む
「寝ると思った」
そう笑った泉の声はあたしには届いてない
髪を撫でる感覚だけ、感じていた
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