・・・・その後、私がほんの少し、 覚えている事は。 学校でも、ウワサの隠れイケメンに、 剣道部のエースに、 またもや、まるで少女漫画のように、 お姫様抱っこされたこと。 そして、こう、呟かれたこと。 「····あなたは、誰に恋、してたんですか?」 本当に、その日は始まりから、 まるで、物語のようなことばかり。 でも、まだまだこれは、序章の序章。 これからが、 哀しみと恋の物語の始まり始まり。