あれから連絡先を交換して、会っていない時もチャットで会話するようになった。


朝7時。寝ぼけながら通知を確認すると先輩から一件入っていた。


『おはよう』


半分夢の中にいたのに、先輩の名前を見た途端に完全に覚めた。


そのメッセージのそばに5:36と書かれている。

すごい今日もだ……わたしなら毎朝5時半起きとか地獄で無理だ。



『おはようございます先輩
今日も早いですね』

『生徒会の仕事があるからな』



先輩もちょうどスマホを見ていたからか、返事が思ったよりも早く届いた。


先輩の朝は生徒会の仕事があってすごく忙しそうだ。

生徒会の仕事が激務だというのは本当みたい。


それなのに放課後一緒に帰ってくれるあたり、本当に申し訳ない。


……だけど、もっと一緒にいたい。

放課後が待ち遠しい。


そう思うくらい、わたしは先輩に惹かれていた。