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メイが去ったあと、私は仮面をつけた男たちに捕らえられた。


音楽室で椅子に縛られ、足元には薪が組まれる。


タプタプと、男のひとりが容器に入った液体を持ってくると、頭からかぶせられた。


……この臭いは、ガソリン…?


「祐希が儀式をしてから、あと一時間で24時間経つ。時間がきたら、火をつけ、焼き殺しなさい…」


喰喰が手をかざすと、男達は操り人形のように、ぎこちない動きでうなずいた。


「ちょうど私があの日、焼き殺されたように。それが祐希に背負ってもらう代償…」


喰喰はどこかへ去ろうとする。


「待ってよ。どこへ行く気?」