たしか、ガキの頃から好きだったんだっけ…？
「じゃあ、さっさと食べて貰おう。」
「そんな…榎本さんは大切なお友だちなんだから」
「……莉子がそこまで言うなら仕方ない」
…やっと終わったかと思って待ってれば、今度はキスしてやがる。
俺は何しにきたのか…やはり、2人の仲を見にきたのか？
「…待たせてごめんなさい。リクエストのハンバーグです」
本当に作ってくれたなんて…感動。
「はぁ？り、リクエストっ⁈聞いてない！」
「言ってないもん。」
「なんで言ってくれないの？もし、和人がハンバーグ気に入っちゃったらまた食べにくるかもしれないっ」
…なるほど、めんどくさいなぁ。
「まだ食べてないからお口に合うかわからないじゃん！」
「わかる！莉子ちゃんのハンバーグは世界一美味しいから！」
食べてもいいかな…いいよね。冷めちゃうし。
