晴れて、莉子ちゃんと結婚し夫婦になった。

そして本日結婚式を挙げた。
ただ今、初夜というわけで…だけど何を間違ったのか莉子ちゃんに避けられている気がする。

「ねぇ、莉子ちゃん…こっち向いてよ」

「…。」

何気にショックなんですけど…。

「ねぇ、莉子ちゃ─︎─︎─︎─︎」

思い切り無視され続けたのが耐えられなくて、彼女を後ろから抱きしめれば彼女から急いだように言った。

「ご、ごめんっ…なんか、よくわからないんだけど涙がとまんなくて…」

莉子ちゃんに言われ彼女の顔を見れば涙を流していた。やっぱり俺が何かやってしまったのではないかと考える…けど、やはり分からない。

「何か、嫌なことしたかな…?」

「ち、違うの…瑠樹くんが悪いんじゃなくて私が勝手に、妬いちゃっただけだから…」

「…え?妬いた…?莉子ちゃんが?」