[錬金術師ミリアン・カーバイドと居住区]

王都を歩く人々がいた。
女の子の錬金術師ミリアン・カーバイドは神殿官であるルナが管理する農園に向かう。その農園にはリンゴの木が植えられていた。

数多くの農園地帯(ガロ)の一画で作業をする農夫たち。
神殿官ルナが暮らす居住区(アーコロジー)には多くの施設があった。

居住区に向かう道で錬金術師ミリアン・カーバイドはその施設が960年前に建造されたことを思い出す。ガロによる帝政時代だ。

そして、リンゴの木はもともとからそこにあったのだ。それをガロ直属の神殿官らがコンタクトし、居住区(アーコロジー)と神殿を竜の遺跡の近くのガロに構えた。そのガロが王都の領土と合併したのだ。いわば王都アーシュベルクは新興勢力でありその版図はごく小さなものに過ぎない。